マンションは比較的新しい住宅形態なだけに、関係する法律もまだまだ充分とはいえません。建て始めた当時には予想しなかった出来事も多数起きています。いつかは建替える考えがあったにしても、耐久年数がそのままマンションの寿命でないことは阪神淡路大震災での建物の倒壊などで証明されました。
私の姉は結婚して神戸に住んでいたために被災し、所有していた分譲マンションの建替えを巡って問題に巻き込まれました。結局、組合で建替えが決まったのは裁判や法改正を経た十年以上も後のことになりました。
また、最近ではマンション建築で耐震擬装事件が起きるなど、予想もしていなかったことが次々と起きています。こういった事態に対応するべく行政はマンションに関する法改正を行っています。これは今後も問題が表面化するたびに議論され、続いていくことでしょう。
■近年、改正されたマンションに関する法律
・区分所有法の一部改正(2003年6月1日)
大規模修繕を実施する場合の決議要件の緩和や、建替え決議の要件の見直しと手続きの整備など、建替えに関する部分が改正された。
・建築基準法(2007年6月30日施行)
耐震擬装事件に伴い、一定の高さを持つマンションなどを対象に建築基準法が強化された。
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